カーニングの使い方

みなさま、こんにちはFilm.hmです。

今日は動画でタイトルをつける際に気をつけるべきポイントを紹介したいと思います。


【カーニングとは?】


まずは、下の画像をご覧ください。これは、マサチューセッツ工科大学(MIT)のラボの研究成果をまとめた “BIOLOGIC”という動画です。今回はこのタイトルを再現する過程を追って "カーニング" というものの大切さについてご紹介していきたいと思います。今回はPremiereに標準で入っているフォントの中で最も太さが近い “ヒラギノ角ゴシックW0” を使って解説していきます。

(BIOLOGC : https://vimeo.com/142208383)

動画にタイトルをつけたい時はレガシータイトルというものを作成し、そこに文字を挿入するのが一番便利かと思います。レガシータイトルは、ファイル>新規>レガシータイトルから作成できます。そこでTのボタンの横書き文字ツールを用いて、"ヒラギノ角ゴシックW0” の "フォントサイズ160” で “BIOLOGIC” というテキストを挿入します。左下あたりにある "中心" と書かれているボタンを両方選択すると、タイトルを中心に配置することができます。そうすると以下の画像のようになります。

先ほど見ていただいた動画のサムネイルとの違いは、 ”文字と文字の間の距離”です。これを "カーニング” と言います。ここでカーニングを50に設定してみましょう。すると、だいぶ先ほどの画像に近づくと思います。


同じような例としてもう一つご紹介したいのが、第29回夏季ユニバーシアードというイベントの動画です。2017年の8月に台湾で行われた初の国際総合スポーツ大会のPR動画で、幾何学的な動きの重なりが非常に美しい映像となっています。以下のリンクからぜひご覧ください。今回はDIN Condensedを用いてこの画像を参考にタイトルを作成してみましょう。

(Taipei in Motion / 2017 Taipei Universiade : https://vimeo.com/218732254)

まずは、”DIN Condensed Bold” の “”フォントサイズ39” でテキストを作成し、中央に配置します。カーニング0の場合が以下の画像です。

そしてカーニングを42に設定したのが以下の画像です。カーニングを調整するだけで、かなり印象の違うタイトルとなりました。

このように "カーニング" はタイトルを構成する重要な要素となります。タイトルをつける際はフォントや文字の大きさだけでなく、カーニングも意識してみるといいかもです!




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